
俺『ん? それはどういう意味でですか?』
Nトさん『いやなんか、韓国人が日本のSUSHIって名前を使って金儲けしてるのっておかしくないっすか?』
俺『あ、ああ~。』
Nトさん『あれもう寿司じゃ無くないっすか?
ってか、韓国っぽい巻き寿司なのになんで日本語のSUSHIを使うんすか?』
俺『あ~ね~。』
N『いや、俺君はどう思ってるのかなって思って。』
俺『それはまあ、簡単に言うとNトさんの中の差別心の問題じゃないんすかね?』
N『えっ?なんでそうなるんですか?』
俺『じゃあまずさ、日本国内のサイ〇リヤ的なイタリア料理出してるところはいいの?』
N『え?』
俺『イタリア人が日本のファミレスに来て、日本人が作った『たらこスパゲティ』見たらどう思うよ?』
N『あっ』
俺『あじゃねえよ。
ナポリタンなんて酷いもんだで?
どうすんだよ、日本人もヨーロッパからスパゲティ持ってきて、和風きのこスパゲティつって改良して金儲けしてるやんけ。』
N『あ~、俺らもしてるわ。。』
俺『ボーノ!!!!』
N『あっ!しかも言っちゃってるわ。。』
俺『どころじゃ無くね?
そんで韓国人、中国人が日本のマネをしたらパクリっすか?
Nトさん、日本のカレーとラーメン大好きでしょ?』
N『はい』
俺『うん、それ元はインドと中国の料理で、パクリだから。』
缶コーヒーは?』
N『BOSS!』
俺『国内向け商品名がBOSSって、
俺らいつから白人になったん?』
N『あ~。。』
俺『まずNトさん、日本の寿司とか言ってるけど、握り寿司の起源を知らないでしょ?』
N『え、起源とかあるんですか?』
俺『ホラうんまあアレだ。
すげー簡単に言うと、200年ぐらい前に江戸三寿司つって華屋与兵衛とかが始めたのが今の酢飯を使ってわさびを入れた握り寿司屋の起源だ。
んで、大正を迎えて関東大震災で住むところや働くところを失った東京の寿司職人達が故郷などに散らばり『江戸前・握り寿司』が日本中に広まったんだ。
それまで日本には熟れ寿司由来のバッテラ寿司的な作るのに時間の掛かる寿司しかなかったわけだ。』
N『はあ。』
俺『って事は、今現存する握り寿司の起源は200年前の他人の商売ってワケだ。
んで今それを商売にする人たちは全て真似だ。
パクリだ。』
N『いや、自分の国のものなんだからいいんじゃないんすかね?』
俺『ほ~ら、産まれや人種の話を始めた。』
N『ああ~』
俺『韓国人中国人は日本の製品を買って分解して、安価なパクリ商品でマーケットで金儲けをするっていうじゃん?』
N『いや、ホントそーいうところっすよ。』
俺『日本もやってたじゃん。』
N『えっ!?』
俺『日本の車って凄いよね?』
N『ト〇タとかマジ凄いっすね。』
俺『ね、世界一だしね。
でもね、車ってト〇タが創ったワケじゃないじゃん?』
N『あ。』
俺『蒸気機関も燃焼エンジンも自動車も全て外国の白人の発明じゃん。
日本人の文明でも発明でも何でもないじゃん。
白人が苦労して作った構造やテクノロジーの真似無しで、どうやって日本で自動車製造産業が始まったんだよ。
てかデザインまでガッツリな時代、日本にもあったじゃん。


高度成長期には世界中の製品を持ち込んで『初の日本製』つってマンマ同じ物作って売ってたじゃん。
んでその後、海外に安価な日本製品を売りまくって他国が始めたビジネス奪って来たわけじゃん。
他人の創造物を安価に製造し利益を上げる。
やってる事、結構一緒じゃん。
第一、『マネ出来るようなもん売っといて』『マネされた』ってなんだよ?
それ普通じゃん。
こっちの飲食店のオーナーシェフがひと月ぐらい日本に戻って、帰って来てしばらく経つとお店に新メニュー増えてるじゃん?』
N『ああっ!増えてる~!!』
俺『インスパイヤーってなんだよ。』
N『パクッてるっすね。』
俺『呼び方は自由じゃん?
んで、中韓人が日本食レストラン経営で上手くいってると気分が悪いと。。』
N『ああ、』
俺『結局は『いつも日本の悪口ばかり言っている中韓人が気に入らない』という人種をひとくくりにした敵対的考えが根底なんじゃね?
その証拠に台湾人が日本人のマネをしてもそんな風に思わないだろ?』
N『あ~、、確かに思わないっすわ。』
俺『そうそう、そうなの。
結局はいつまでも昔の文句を言っている彼らが気に入らないっていう、その程度の理由なわけですよ。
Nトさん、『日本の事が嫌いなクセに日本食で儲けて恥ずかしくないのかね?』とか思ってるでしょ?』
N『あ~、そういうのありますね。』
俺『あのね、俺、その答え知ってるの。』
N『なんすか?』
俺『生意気な日本人より日本食で儲けてる自分、超気持ちいい~』です。』
N『ああ~、なんか納得できますわ。』
俺『オーストラリアの日本食レストラン屋なんて8割以上が中韓人オーナーでしょ?』
N『そうっすね~。。』
俺『そうなの、どうやら彼らは商売がうまいの。
8割という現実がそう言ってるの。
味の程度は置いておいて日本人よりこの国での商売が上手いヤツが多いから、こーいう事になってんの。
ただそれだけなの。
んで俺個人としては、
相手が誰だろうが『日本のマネをするって事は、日本の事を上に見てる』って事だから、俺は逆にうれしいね。
要は、どんなに文句言ったってマネしたくなるって事だから、彼らは認めてるっていうワケだ。
嫌いでも何でも日本食が素晴らしくなければマネなんかされないよ。』
N『そうっすね、見下してる人のマネはしないっすね。』
俺『でしょ?
結局はね、彼らが日本食で成功しようがしまいが、それが事実なの。
んでSUSHI屋だっなんだっつったって商売だから合法的に儲けた人が正解なの。
それが資本主義なの。
んでね。
俺が怖いのはね。
こんな感じで『日本食で儲けている彼らを批判する日本人』が多いって事ね。』
N『え?何で怖いんですか?』
俺『いやだから、人種差別的じゃね?
あと妬んでんじゃん?
嫉妬してんじゃん?
って事は、この事象を見てる彼らの位置角度がヤバいじゃん?
日本人でも成功しているレストランオーナーは余裕があるからかこんな話ししないよ?
どういう事?』
N『あ~。妬んでるって事は負けを認めてるって事っすかね。。』
俺『さあ?
でももし、だとしたらヤバいじゃん?
結局はね、この状況を変えられるかどうかは、俺たちが現実に文句を言うかどうかじゃなくて、
俺たち日本人ひとりひとりが、これからどれだけ頭をヒネって未来に向かって頑張れるかに全てが掛かってるんだよね。』
N『ああ~。。
いや~、マジっすね、、
俺もっと頑張るっすわ!
んじゃ、
あれっすか?
俺君は、なんか考えてるんですか?』
俺?
俺はまず頭をヒネらない。
そして頑張らない。
だから文句もない。
勝手に俺を巻き込むな。