お前が俺に釣られるなっていう
ある日の出来事。
昼間、ショッピングセンター前俺 テクテク
自動ドア「ガー」
そして正面玄関に、よく立ってる、↓こんな感じの募金勧誘の人ふたり。

募金人 「俺が釣りしてるように見えんのか? ここがビーチに見えんのか??ああああ????」
俺 「おおう、sorry~ sorry~、お前機嫌悪いな、今日はあんまり釣れてないみたいだな?」
募金人 「だから俺の釣り竿はドコだゴラアアァァ!!」
俺 「もう、行っていい?」
募金人 「。。。OKだ、でもお前帰りもぜってえ、ここ通れ!」
俺 「うんうん。See you.」
このおっさん、年齢は40歳過ぎぐらいかね。
なんか、中東な顔をした調子の良さそうな感じ。
数分後俺、おっさんの元へ戻るべく曲がり角を曲がると30メール以上向こうから、おっさん既にこっちをガン見。
俺 ニタニタ
テクテク
募金人 「さっきは悪かったな、興奮しちゃったw」
俺 「いやいいよ、俺が始めたんだし。。 やっぱ今日釣れないの?」
募金人 「全然ダメだ、このショッピングセンター来たの今日が初めてだけど、まず客層が良くねえ。。」
俺 「だな、俺もここじゃ大変だろなって思ってたよ。」
募金人 「だから、今日はお前が最初の魚になってくれ!」
俺 「ワロスww まあ、暇だから話聞かせてよw」
この募金おっさんの名前はAリ、もうそのまんま中東から来ましたって感じの名前。
出身はイラン。
今は奥さんの学生ビザに乗っててオーストラリア4年目だそうな。
ちな奥さんはもう少しで大学を卒業するので、そしたら永住権の申請をするんだそうなってこの話じゃないよね。
俺 「んでどうなん、この仕事?」
Aリ 「おりゃぁ喋るから、なんとか稼いでるよ。」
俺 「ほう、そりゃいいな、俺さチャリティーって名の付くビジネスが好きじゃないんだけどさ、時給幾らなの?」
Aリ 「ウチは時給じゃなくて日当が少し出る。 後は歩合だね。」
俺 「へ~、じゃあ暮らしていく為には頑張らなイカンのね?」
Aリ 「そうよ、結構ハードよ。」
俺 「もうそりゃ善意じゃねえな、仕事だな。 募金の仕組みはどうなってるの?」
Aリ 「おお、パンフ見るか?」
俺 「おお、見る見る。」
Aリ 「こんな感じでな、、、毎月25ドル払ってだな、アフリカの貧しい子供達や戦争難民に食べ物や衣類、教材などを届けたり、現地スタッフが井戸を掘って衛生管理された水を地域に提供したりするんだ。 」
俺 「んで、支払った金額のうち何パーセントが実際に提供物に変わるの?」
Aリ 「75%だ!まあ、残りの25%は諸経費に使われるんだ。 ほらこのヘリコプターの写真は、道路の無い所に物資を運んでる写真だ。」
俺 「あれ、日当出てるんだよね?」
Aリ 「ああ。」
俺 「コミッションまで出てるんだよね?」
Aリ 「ああ。。」
Aリ 「あああwww やあああ////」
俺 「やあああ、じゃねえよw だから俺はチャリティーが嫌いなんだ。日本にも有名な芸能人がいてだな。。
他人が募金した金額のうち全部を送らないで日本協会みたいなのがピンハネしてからメインに送ったりするんだ。 大掛かりな募金ってのは、金をピンハネして人の善意で良い暮らしをしてる人が少なからずいるから好きじゃないんだよ。」
Aリ 「でも、うちは絶対75%は実際の物資になるんだぞ!」
俺 「だから、残りの25%はドコに行ったんだって話だよwww」
Aリ 「。。。まあ、俺もそう言われてるだけだし、実際にホントに75%なのかも知らんわ。」
俺 「だよね。世界規模の募金ビジネスの経営者が、ドコに住んでてどんな車に乗ってるかなんて末端には分からんよね。
Aリ 「んだな、、、ところでお前はドコの国から来たんだ?」
俺 「JAPANだ。 」
Aリ 「そうか。。。」
Aリ 「なんか仕事ないか?」
俺 「なんじゃ、そりゃw」
Aリ 「いや~、この仕事不安定でさ~、妻は学生だからさ俺が稼がなイカンのよ。 そうだ、今度ウチに来い、ペルシャ料理をご馳走するよ、番号教えろ。」
俺 「いいよ~、取り敢えず割のいい仕事あったら連絡するわ。」
番号交換完了。
俺 「ほんじゃな、まあ、このショッピングセンターは年金老人ばっかりだし、今日は気楽にやれや。セパース(ありがと)」
Aリ 「おおペルシャ語喋れんのか?」
俺 「これだけだよw」
Aリ 「おおおwww またな~」
ね? チャリティーだろうがなんだろうが、みんな生きてく為に大変なのよって話でした。

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